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新著のお知らせ

大阪日本ポルトガル協会会員各位
塚谷正彦様のお書きになられました新著『郷愁―リスボンの長い坂』のお知らせを下記にお送り申し上げます。
蒐場明美 Akemi Nutaba
大阪日本ポルトガル協会
Eメール  mailto:nutaba.akemi@inabata.com
ホームページ http://www.osaka-portugal.jp/
tel: 06-6267-6090
fax: 06-6267-6042
2009年 初夏

拝啓
初夏の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。

退職後も諸般人生の楽しみかたなどをお教えいただいている先輩が、昨年ポルトガルへ旅行をされ、お土産に頂いたポルトガル音楽の「ファド」を聞いている内に、1983年から1986年まで3年間駐在した同国への思い出が次々と湧き出て、心の中はいつの間にか、22年前の時代に遡及し、当時の思い出がいつの間にか「郷愁」と言う言葉に変わっていきました。そんな気持ちを回想録として書き連ねてみました。
加えて、ポルトガルという国が、侘びや寂びの俳句の世界に共通性があるように思え、その気持ちを一気に書き綴って、「郷愁」―リスボンの長い坂―というタイトルにしてみました。回想録ですが、時には紀行文になったり、日常記録になったりしましたが、当時ポルトガルで出会ったたくさんの人々との交流を通じての私なりの見聞録です。
ポルトガルを離れてすでに22年ほど経っていますが、ポルトガルもEU加盟国の一国としてヨーロッパの一角を担っておりますが、同国のことは新聞にはめったに載りません。当時と事情は大きく変わっていると想像はしておりますが、ポルトガル人は、私が居た22年前と変わることなく、大航海時代16世紀を現代に引き摺り、自分たちの文化を頑なに温存していることでしょう。
年々薄れていく記憶を確かめるため、登場する人たちはすべて実名で書きました。
実名にすることで当時の記憶を鮮明に甦らせることができました。
ポルトガルの遺跡に、また私の心にも残された素朴な人間ドラマとなりました。
もう会うことも叶わない登場人物もお互いに22年の歳月を重ね、元気に過ごしていることを祈っております。
本書は長い物語になっていますが、どうぞお暇の折、手に取っていただければ幸甚です。
内容をよりご理解いただけるよう2ページに「目次」を記載いたしました。
敬具

                         塚(つか) 谷(や) 正(まさ) 彦(ひこ)                 E-mail:tkymshk@ace.odn.ne.jp
購入方法:
1. 書店にて「東京図書出版会発行の『郷愁―リスボンの長い坂』著者名―塚谷正彦」
とお申し込みください。
2. お急ぎの場合は、直接にリフレ出版―TEL:03-3823-9171へ。郵便振替用紙が同封されてきます。郵送料はご負担ください。
『郷愁―リスボンの長い坂』
発行:東京図書出版会 発売:リフレ出版  定価:本体1,600円+税
   291ページ。
帯 文:
今も残るポルトガルの大航海時代の遺産跡に繰り広げられる素朴な人間ドラマ。
ポルトガルでのわずか3年は、大きな心の旅路を残してくれた。ポルトガル語
「サウダーデ」(郷愁)のもつ意味が、甘い思い出や懐かしさ、会いたいが会えない
切なさの甘美となって胸に迫ってくる。ポルトガル、リスボンという言葉自体が
「詩語」であるようだ。ポルトガルのリスボン及び地方都市を舞台に一話が成り立っている。
目 次:
1. リスボン―西の果ての古都
2. リスボン・スポーツ・クラブ―最初に会ったポルトガル人と日本人
3. サン・ジョルジュ城―素朴な日本人観
4. ジェロニモス修道院―悩める修道士
5. ベレンの塔―リスボンの女王
6. アルファマ―リスボンの長い坂
7. ファドの夜―アマリア・ロドリゲス『暗いはしけ』
8. エストリル・カスカイス―リスボン郊外の魚割烹
9. シントラ―避暑地での別れ話
10. ロカ岬―余生を楽しむイギリス人夫婦
11. ケルース―秘書の優雅な生活
12. マフラ―親の悩み
13. サンタクルス―放浪の作家・檀一雄と女子大生
14. オビドス―火宅の人
15. ナザレ―リスボンの女友達
16. ファテイマ―神に仕える日本人
17. コインブラ―若い神父の悩み
18. アベイロ―女社長と日本人柔道師範
19. エボラ―エピーダという名の女性
20. モンサント―ポルトガルの一番美しい村
21. ポルト―巡礼に生きる日本人夫婦
22. アルガルベ地方―単身赴任者の隠れ場所
23. リスボン余話
24. リスボン雑話

2009.05. 8 13:17
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